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ルーズヴェルトゲーム

今回ご紹介するのは、以前紹介した「空飛ぶタイヤ」
そして、最近流行った「半沢直樹」と同じ作者の
「ルーズヴェルトゲーム」

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倒産寸前の中小企業とその野球部がその存続を賭け、
野球部は、ゲームの勝敗や選手の確保に、
会社自体も、資金繰りやライバル会社と駆け引き、融資先銀行との交渉に奔走し、
その様子をだぶらせて描き、七転八倒しながら、逆転に次ぐ逆転、
共にしぶとく生き抜いていく様を描いた作品であります。

ご覧になった方は、その手に汗握る展開に、ハラハラどきどきすること請け合い。
まあ私個人は、あまりのジェットコースター的展開にちょっとひいてしまうのですが…
全9話という半端さも、この濃密な内容にとっては些事ですね。

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この野球部の監督は、ちょうど現在のプロ野球監督に欠けている物をすべて備えているように思うので、現時点で(将来的に渡ってではない)、理想的な監督像に映ります。
今こんな監督が、プロ野球チームの指揮を執れば、優勝間違いなし。

そしてそれ以上に、この監督のセリフは、いちいち心に突き刺さりました。
この辺の魂こもり過ぎ、あまりのクオリティの高さは、好きな人でないとわからないかもしれせん。作者は本当に野球が好きなんだなあ、と確信させる部分です。

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あと、この人物のパフォーマンス、及び、役者の演技が凄いです。
ただ逆に、あれだけ言われ放題言われておいて、株主会でのあの結果は、
若干、腑に落ちませんでした。

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また主人公の会社のように、あくまで技術力を裏付けとして、
生き残っていくのは、これからの時代難しくなってくると思います。

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対して、ライバル会社のやり方は、非常に理に叶っており、
とった手段がことごとく有効であったことは、ご覧になった方は分かると思います。
性格はともかくとして、この経営者は有能であると言わざるを得ません。

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繰り返しになりますが、私自身は、手放しで面白がれない所も多かったです。
特に必要以上にタイトル通りのどんでん返しのシーソーゲームに
固執し過ぎている嫌いがあり、そのせいで、話の流れがやや不自然になっています。
(訴訟問題が風化されていたり、さすがに野球部、都市対抗でたら銀行も社員も文句言わないだろうとか)
このように、空飛ぶタイヤと同様、突っ込む点も多い作品ではありますが、
難しいはずの題材で、ここまで見事に仕上がっているのは素晴らしいの一言。
設定自体もつくづく私好みの設定でしたわ。

ちなみに、今後の紹介作品はラストまで決まってますが、
もうひとつのブログ こちら
との歩調調整のため、しばらく更新しません。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2014-08-18 11:21 | 隠れた名作

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