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イニシャルD

「イニシャルD」

前回、中国系映画に挑めば、絶対勝てると言いましたが、
それでひとつ思い出した事がある。
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もし…もしだが、私の言う通り、
日本が中国系の映画に、真正面から勝負を挑んだとしたら、
まず、数年で追い越せると思いますが、
たったひとつ、強敵が存在する。

それがこの作品である。

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ご存知の方も多いと思いますが、
この作品は、日本の漫画が原作です。
ただあらかじめ断っておくが、
私はこの漫画はほとんど知らない。
だから原作に関しては憶測になります。
(本来なら、別ブログとパラレルコラボとして紹介するところだが)

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非常に素晴らしい出来映えで、
この作品も映画「デスノート」やドラマ「クロサギ」のように、
原作より出来のいい作品なのではないのかと思う。
しかし、憶測で物を語るのは良くない事なので、
その話題はこの辺にしておこう。

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「インファナル・アフェア」という作品のスタッフが作っているらしい。
アジア数カ国による合作らしいけど、
日本に対する敬意が感じられる。

演出面でやり過ぎの感があるが、
その道の人から見てどうなんだろう?
可能なの?

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しかし、それ以外では、
CG技術で物足りない部分を除けば、
全体的な構成はほぼ完璧な作品である。
日本の漫画なのだから、
日本が作るべきだった、その力もあるはずだし…
とはいえ作品としては、結果として任せて正解だったのである。

はっきり言って、
この作品に関してのみ言えば、
中国系に「完敗」だ。
まんまと素晴らしい作品を作られてしまったわけですからね。

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断言するが、
もし、中国系の作品に足元をすくわれる事があったとしたら、
それはこの作品の関係者が絡んだ時である。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-11-26 14:36 | アジアの作品

パーフェクトストレンジャー

今日、紹介するのは「パーフェクトストレンジャー」
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どういう風に紹介しようか、散々迷っていた作品ですが、
結局、普通に一作品として紹介することにしました。

ところで話は変わりますが、
先日、劇場に観にいった「容疑者Xの献身」めちゃくちゃ面白かったです。
はっきり言って、頭脳系邦画としては以前、紹介した「g@me」と双璧…
っていうか、同じ作者さんなんですけどね^^
東野圭吾さん。間違いなく、頭脳系最高の作家さんだな。
この人は私が、このブログのトリに近い形で用意している
「白夜行」も書いてる方です…

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さて、この「パーフェクトストレンジャー」も劇場で観た作品で、
(人があまり見ない物をと、選んだのですが、結局、出だしから身を乗り出して観ていました)
当時から、紹介しようしようと思っていたのですが、機を逸していました。
そうこうしているうちにDVD化もされて、
今、ちまたで、評判がいいらしいですね。

それはいいんですが、
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私がこの作品を観たときの一番の感想は「センスのある作品だな」ということです。
しかし、それはあの劇場独特の雰囲気と、大スクリーンがあって、
はじめて最大限に感じ取れるもので、
大抵、自宅でDVDでご覧になっていると思うので、
皆さんは最大限に雰囲気を感じ取れてるとは思えません。
だって、私が観た時、劇場で私ひとりでしたから…

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もちろん、頭脳系映画として展開も素晴らしいものがありますが、
この作品は、美しく描かれていて、
展開の面白さもさることながら、そちらが目を引きました。

とにかく序盤から中盤にかけての描き方は、ハリウッド映画でも屈指のものです。
しかし、中盤から終盤にかけては、
視聴者の予想を裏切る小手先の展開に終始して、
描き方が雑になっています。
そういう意味で、序盤良くて、終わりが悪いと言う
前に紹介した「クリムゾンリバー」のような印象です。

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世間ではラストの展開が、評価されてるんだと思いますが、
ちょうど、読者を欺かんとする推理小説のようなもので、
それももちろん素晴らしい事なのですが、
私としては、もちまえの美しさが損なわれているのが
残念でならないのです。

それはタイトルにもあらわれています。
最後のツメの部分で、いかに視聴者を欺くか、
などという邪念にとらわれず、最初から最後まで丁寧に作れていれば、
こんな美しくないタイトルにする必要も
なかったはずです。制作者等も納得はいってないでしょう。

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これほどの作品が一種キワ物として世に送り出されてしまうことは、
悲劇です。

なぜ、こういう事になってしまうのかと言うと、
制作に大金をかけていることや、時間的なプレッシャーが上げられます。
次回こそは、制作者自らが納得できる美しい作品を期待したいと思います。

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最後にハリウッド映画ですら、こういう状況な訳だから、
日本の映画になると尚のことそうなります。
「容疑者Xの献身」にしろ、ドラマから映画という安全作をとらなければならない現状だし。
「g@me」にしろ、完成度としてもったいない事が多かった。

それでは、ダメです。

とにかく日本は、正統派のハリウッド的な映画を
作らなければならない時に来てるんだと思います。
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せっかく、東野圭吾さんの小説を代表とするような原作や世界屈指のCG技術を持つ、
素晴らしい映画を作る可能性を秘めている国なのに、
情緒的な映画や、ドラマや漫画からの立ち上げなどをくり返していては、
いざ、そういった優れたポテンシャルを開花させようとしても、
金銭的、時間的な制約で、
せいぜい、この作品のようなキワもの仕上がり
ぐらいが関の山になってしまいますよ。

中国系大作「レッドクリフ」。ご覧になった方を多いでしょう。
どうでした?
三国志好きの私ですら、なんだこれ…と言う物でした。

今から、挑めば絶対勝てます。
日本は、そうやって、最高の映画を世に送り出せる土壌を作らなければなりません。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-11-19 02:38 | その他の傑作

グッドウィルハンティング

今日は自己紹介も兼ねて、この作品を紹介します。
「グッドウィルハンティング」

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というのは、私は能力的にこんな感じの人間で、
そして、こういう主人公の作品というものが、
実はあまりないからです。

私は、なんでも力ずくで解決しようとするし、
頭が悪い人と話してるとイライラします。悪い癖です。
(ただ私は、この主人公のように挑戦的でもなく、度胸もありませんが)

さて今回は、この作品を通して、
「大学」というものに関して少し話そうと思います。
何を隠そう、私は高卒です。

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それどころか、彼と同じように大学を受験した事すらありません。

それは、別ブログで紹介している漫画「寄生獣」出てくるキャラクター
〝ミギー〟が言うように、勉強と言うのが、
役に立たない知識に思えて、やる気が起きなかったからです。
「受験勉強」なんかは、実際そうでしょう。
逆にパソコン知識は役に立つと思ったので、
自作できるぐらいには勉強したわけですが…

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しかし大学ともなると、もう少し実用的な学問を、
学んでいるのじゃないかと思います。
私は行っていないので、あくまで想像ですが、
日本でも、高校よりは。欧米なら尚のこと実用的であるはずです。
だから、大学を出ていないと言うことは、
社会に貢献する上で、大きなマイナスだと思うのです。

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この作品では、その点が無視されています。

それに能力面でも無学歴のものが、
在学生や卒業生より勝ると言うのは考えにくい。
数式の証明ならば、天才がを秀才を打ち負かすだろうが、
解答手法の幅の広さでは叶うまい。
どんな天才でも、独学では限界があり、
効率よく学習する事が難しいゆえである。

もし「学力」でも「実利」でも、この作品の通りなら、
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大学など不要だ。
そんなことはないだろう。

それに私は
天才という存在を認めません。
確かに才能と言うのはあるかもしれないが、
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人には得手不得手、性格など多種多様であり、
才能があるとかないとかで片付けられないほど、
人間の能力は、奥深いものだからだ。
才能がないと思えても、実はすごい才能を持っているのかもしれないし、
逆に才能にあふれている様に見えても、実はただの個性だと言うこともある。
第いち、人並みなずれた〝努力〟の前では〝才能〟なんて、
あってないようなものだ。

…とまあ、あまり愚痴ってもあれなので、今日はこんなところで。

さて次回は、紹介しようしようと思っていた洋画をご紹介します。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-11-16 19:41 | 勉強材料

告発

本日ご紹介する「告発」
(今回に限っては、意味が通じなくなってしまうので、観たあと厳守です)

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前に「ザ・ハリケーン」と「ショーシャンクの空に」を比較対照して紹介しましたが、
ショーシャンクと対極と言えるのは、こちらかもしれません。

じゃあ、なぜ、その時に紹介しなかったのかと言うと、
実は、この作品を観たのは比較的最近で、
つまりは他の2作品を紹介した頃には、まだ観てなかった訳なのである。

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ご覧になっていることを前提に話しますが、
わかり易く分類するとこういう事になりますね。

ショーシャンク→(塀の)中の人ががんばる。
ザ・ハリケーン→(塀の)中と外、両方がんばる。
告発→(塀の)外の人ががんばる。

しかし、これらの作品はこのように単純に分類分け
して扱うべき作品ではない事は、言うまでもありません。

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そういった愚行は、今回ご容赦いただくとして、
この作品は、ショーシャンクやザ・ハリケーンに比べて、
完成度に関しては劣る所があります。
というのは、最後に主張がぶれてしまっている感があるのです。

ショーシャンクに関しては、あまりに鮮やか過ぎる作り物であるし、
ザ・ハリケーンは、ハッピーエンドにまっしぐらです。
対して、この作品に関して最後、
何が言いたいのか分からない人もいるでしょう。

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でも、おそらく作ったスタッフ自身も、何が言いたいのか、
わからなくなっているふしがあります。
しかし、それは〝作っているのが人間だから〟と言えるのです。
好感すら覚える不完全さと言えます。
エンターテイメント的には褒められた事ではありませんが、
完璧な人間もいないし、完璧な作品も作れないのです。

作者に代わって説明すると、
この作品ははじめ「勝利」を目指していました。

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「勝利」を手に入れる過程が、この作品の見所なのです。

しかし「勝利」が、必ずしも「結果」に結びつかないと気付きます。
実際「結果」だけみると「死刑」になった方が、
はるかに楽だっただろう。

「勝利」と「結果」両方得られなかった理由は、いくつかありますが、
もちろん〝勝利を目指した当人である弁護士〝に責任はありません。

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では、なぜか? その理由のひとつは、
被告人が非協力的だったから、というのがあります。
だから「告発」の対象者は、
「ショーシャンク」や「ザ・ハリケーン」に比べて、
がんばらなかったと言えるのかもしれません。

だから、私の好きな「ザ・ハリケーン」のように、
中と外の人両方が、がんばらなければ、「目的」は達成できないんだ。
…というのは、ズルイですかね?

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しかし、誰が彼を責められるだろうか?
彼ががんばってない?
ふざけるな。

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それだけ、
監禁というものが、
虐待と言うものが、
冤罪と言うものが、
(今作は一応窃盗罪はしてるけど)
どれほど恐ろしいかと言うことである。
(ショーシャンクの主人公は化け物だ)

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しかし、それでも最後は「勝利」を死守したのです。

作り手が、完璧に作品を支配できなかった結果、
皮肉にも「無情な現実を感じさせる」ラストになったと言えます。
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最後にタイトルに関して、
これまで、私は「デスノート」「クリムゾンリバー」「ザ・ハリケーン」辺りで、
名前やタイトルに関して触れてきました。
この作品も「ザ・ハリケーン」と同じく、タイトルで損してる気がします。

「デスノート」の時に、名前はどうでもいいと言いましたが、
それは〝タイトル〟と〝登場人物の名前〝は、また違う、とご理解ください。
「ショーシャンクの空に」、クリムゾンリバーの時に触れたドラマ(映画)「相棒」なんかは、
内容とマッチしてる訳ではないが、適当な見栄えのするタイトルで成功していると言え、
「ザ・ハリケーン」「告発」は、意味を持たせすぎて、
画ずらの良くないタイトルで不成功だったと言えます。
まあ、今作のような内容ならばタイトルは「勝利」
でも良かった気がしますね。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-11-02 00:00 | 隠れた名作

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