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今日

今日MIXIで、

何の説明もなしに、トピを削除されてた。

せめて、何かしかの説明をして欲しいものだ。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-07-28 17:31

デスノート1&2

日本の名作「デスノート」
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1・2ともに素晴らしい出来映えで、
完全な続き物なので、一緒くたに紹介します。
(L change the world は関係性薄いしノーコメントです)
今回もネタバレ含むので、見てない方はご遠慮ください。

まず、この作品は登場人物の名前を冒険している。

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主要キャラからして、まずいない…という名前だ。
(もっともこの作品に影響されて、子供につける人はいるだろうけど^^)
しかも、凄く良いネーミングセンスだ…とは言えない。
まして、この作品は、
〝名前〟というのが重要なファクターであり、
大事な場面で、何度も出てくる訳だから凄い。

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もし、これほどの作品でなかったら、
非難の対象にもなりえるところである。
しかし、ズバリ作品のクオリティーが、
そんな事を吹き飛ばした。
名前など、どうでもいい事の証明だ。

素晴らしい作品である。

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とはいえ、ひとつ矛盾点がある。

それは、殺人が世界各地で起きている事になっているが、
先進国はともかく、
発展途上国の犯罪者の詳しい情報を得るのは不可能だろう。
まして、自分の尺度にのっとって、
裁きを下すなど、出来る由もない。
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能力部分だけとっても、語学、ネットワーク知識、異国文化に、
ハイレベルに精通してなければならない。
まして、それを他人に託すなど、可能性が薄すぎる。
…と、まあそういうことはあるものの、その辺はご愛嬌だ。大した問題ではない。

さて、皆さん、ご存知かと思いますが、
この作品は〝漫画〟が原作である。
前に同じ漫画が原作で、原作より素晴らしい出来映え、という例で、
「クロサギ」をご紹介いたしましたが、
この作品もまた、原作より素晴らしいものであるはずだ。
(実は私は原作を知らない。話によるとラストが違うらしいが…)

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主人公・月は、
現代の若者にありがちな性格で、
とかく陥りがちな思考原理を、
つぶさに描いている事が目を引く。
(私自身は月以下の愚か者と思うが、その話はここではいいだろう)
皆さんも、そこに〝共感〟あるいは〝反省点〟を見て、
この作品を評価する部分もあるではないだろうか。

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ただ日本人は、刑事ドラマなどで見られるように、
法律を司る側に立って答えを出す傾向がある。

この作品も、その例に漏れないわけだが、
オカルト的な要因があるためちょっと無理がある。
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実際こんなものが実在したら、
法治国家など崩壊する。

最後に私は、前回、ひとつ嘘をつきました。
それは、古畑と似てる作品を紹介すると言いましたが、
全然似てなかったでしょ?
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ただね。私が感じた事として、
Lが月を追いつめる所で、
古畑が犯人を追いつめる嫌らしさに、似てると思ったんですよ。
これは、当然答えを知っている作者が、
キャラに先読みしてるように見せる事により、
追求する側の凄さを表現する手法なのです。

次回は、約束していた洋画を、順次紹介します。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-07-23 20:13 | 日本の作品

古畑任三郎

日本の名作。
まずはドラマ「古畑任三郎」

当たり障りない選択でがっかりしましたか? 
そうですね。
ただし、ただ紹介したんでは、
ホントに私らしくないので、
敢えて、ある一作品を最高傑作と決め付けて、話を進めてみよう。

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その一作とは、
「古畑任三郎ファイナルの第一弾・今、甦る死」

今回もネタバレ含みますので、観ていない方はご遠慮ください。

古畑シリーズでは比較的新しい作品で、
後から4番目くらいといったところだろう。

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作中で古畑に、
「これほど完璧な殺人の計画を私は知らない」
と言ったことを言わせているが、
三谷幸喜先生ご自身の意見なのではないだろうか?

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犯人とマンツーマンで進んで行くという、
暗黙の了解といえる慣例をくつがえしての、ややイレギュラーなオチとはいえ、
予測のつかない展開は比類なく、
やはり三谷さんは世界に誇る推理作家さんである…と思わせるに十分な作品だ。

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最高の作品、そして最強の敵、ということになるが、
その割には、貫禄・威厳がないような気がしますか?
演出の問題だが、
しかし、そこまでこだわっていては、何十話にも及ぶドラマはつくれませんよ。
それに、やはりこの作品は、あくまでシリーズ通しての名作という事なのでしょう。

ちなみにお勧めの話は「笑える死体」「ニューヨークでの出来事」「殺人特急」
前者二つは犯人のトリック、最後は犯人に目をつける点が良かった。
総合的には、「その男、多忙につき」「灰色の村」「頭でっかちの殺人」 あたりがいい。

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あくまでも現時点での最高傑作なのです。

そう、だから、これを超える話ができる可能性は十分あります。
それを期待しましょう。
その実現は、ひょっとしたらドラマでなく〝映画〟かも。

というわけで、現在公開されている三谷さんの映画「マジックアワー」は、
とても面白かったです。

…と言っても、古畑のように理論で魅せるのではなく、
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何より従来の作品にもまして、シャレが効いていて、
先生の作品でここまで笑わせてもらうとは思わなかった。
ご覧になってない皆さんは、どうかぜひ観てあげて欲しい。

最後に、日本の映画は、レベルが上がってきているのを感じる。

次回はその象徴とも言える大傑作です。
今回と似た作品(ある部分が)…かな。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-07-19 23:32 | 日本の作品

予告です

次の更新の予定は日本屈指の最高峰2作品です。
洋画はちょっと、ネタがつきてきました。
(タイムスリップネタにおける障害がまだ片付かない。早く解決すればいいのですが…)
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-07-18 08:43

ベン・ハー&グラディエーター

今日ご紹介いたしますのは、超有名なアカデミー賞2作品。

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「ベン・ハー」と「グラディエーター」
(ベン・ハーは他にも映画化されているが、無論、一番有名な1959年作のものです)

これまでも、私は幾度となく、
2つの作品を比較検討するという試みをしてきた訳ですが、
それは全て、あくまで〝作品や制作に関すること〟でした。

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今回は、それ以外のことに注目したいと思います。
(今回もネタバレ含みますので観てない方は、ご覧になってからの方がいいかもしれません)

どちらも私の好きな作品で、両作共に素晴らしい出来映えなので、
特にそれ程ケチつける場所がないがゆえに、こういう検証にはうってつけな訳です。

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この二つは非常に似通ったストーリー展開で、
理不尽な糾弾で、追い落され、
かたやガレー船の奴隷を経て戦車レース騎手として、かたや奴隷剣闘士として、
不屈の魂で生き延び、のし上がり、
宿敵に復讐を果たすという話です。

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もっとも後発であるグラディエーターは、
そういった事も意図して、作られたのかもしれませんが…
つまり、わかってて敢えてベン・ハーをマネてると言う事です。
しかし何にせよ、そういった事はそれ程重要なことではない。
仮にパクってるとしても、
結果として、随分違う作品に仕上がっている事は明白だし…

冒頭でも述べたが、今日私が言いたいのはそんなことではない。

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注目するのは、ストーリーが似通っていて、加えて制作にかけるコンセプトも近いものがあるこの
2作品の相違点を見ることによって、
実はこの二つが制作されたときの〝時代背景〟が透けて見えてくるのです。

まずベン・ハーの方を見ると、
現代の侵略ものの映画と比べて、物理的な残虐シーンや表現が殆ど出てきません。

それに対してグラディエーターは、
残酷な表現が横行する現代(2008年現在)の映画界を先駆けするように、
惨いシーン、残虐な表現が出てきます。

これはグラディエーターの制作者のほうが残虐な人間であることを示しているという訳では、
もちろんない(だとすれば、それは本人のせいではなく時代のせいである)。

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ベン・ハーの頃は、第2次世界大戦の傷がまだ癒え切ってなく、
戦争反対の意識が色濃く残っていたから、そのような作品になったのだと思う。
全体的にも反戦争、反暴力の意識が強く感じられます。
(もっとも、ベン・ハーの方は原作がある作品で、そのせいもあるかもしれないと付け加えておく)

グラディエーターに関しても先に述べたように、
他の最近の映画を見てもらえば分かる通り〝時代〟の流れに従っているに過ぎません。

つまり、ベン・ハーのスタッフがグラディエーターの時代に作ったなら、
グラディエーターのような話になると思うし、
グラディエーターのスタッフがベン・ハーの時代に作ったなら、
やはりベン・ハーのような話になると思う訳である。

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しかし、こう言い切ってしまうと、2作品を完全に同等に扱うことになるので、
異を唱える方もおられるかもしれません。
なぜなら、ベン・ハーは映画史上でも最高の名作のひとつとして君臨しているが、
グラディエーターはアカデミー賞の一作品の枠は出ない。

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しかし、グラディエーターのスタッフも決してベン・ハーのスタッフに劣るものではありません。
これは、突出した功績を残しにくい今の時代を反映していて、
これもまたひとつの〝時代〟の違いを表している事柄と言えるでしょう。

また、ベン・ハーは宗教的な発想がまだ通用する時代で、
超常的な力を描いてる箇所がある。

対するグラディエーターには、物質主義を反映するように、
そういった神秘的な慰めは一切出てこない。

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最終的に結果だけを見ると、
グラディエーターの主人公の一家は全員死に、ベン・ハーの家族は全員無事、
という、極端に違いが生じている。

さて、ここまで長々話してきていえる事は、どちらが正しいかではなく、
双方の制作者は、共に優秀なスタッフで、
その優秀なスタッフは〝時代〟というものを敏感に察知して、
こういう話を作っていると言う事なのだ。

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他の相違点として宿敵の存在設定や続柄も対照的ではあるが、
メッサラも途中から完全に敵に回るし、
さほど重要ではないと言うのが個人的な意見だ。

ちなみにベン・ハーが作られた年は〝ベトナム戦争〟が始まった年だ。
私は、平和を求める中途半端な心が、あの戦争を泥沼化したと考えている。
やるならやる、やらないならやらない。
そう言ったはっきりした態度が、大事なのだろう。
その点でも、この2作品は大変、優れているといえる。

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最近、エンターテイメント界は残虐な表現に歯止めがない。
それは一概に悪いことではないのだが、
残念ながら、人類にとって芳しくない兆候である。
忘れてはならないのは、戦争をするのは皮肉にも優秀な人間であるという事。
実は平和を訴えるのも同じ事で、戦争をせざるをえない人間にとっては、心をえぐる行為だ。

場合によっては、がんばることを否定する必要もある…ということかもしれない。

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次回は、似たような時代物の最高傑作か、あるいは一息入れて日本作か…
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-07-07 08:05 | 大作を違った視点で見る

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