カテゴリ:タイムスリップ( 10 )

 

サマータイムマシンブルース

今日、ご紹介するのは、
「サマータイムマシンブルース」ネタバレあり、見たあと厳守!

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タイムスリップ編、トリを飾るのはなんと邦画。
(え?これかよ!? 観た事あるよそんなの。というそこの君! だまらっしゃい) 
とはいえ、タイムスリップに関しては、最も優れていると考えられる作品です。
(ターミネーターをはじめとしたその他の名作は、それ以外のことが優れていた訳)

この作品は、コンビニ感覚で、タイムスリップしまくりです。
にも関わらず、変な感じのない、後味すっきりの作品である。それはこの作品も大方、
矛盾していないからだ。

は?

またかよ、この人は。
未来に行く事はどうにか可能だとしても、過去に行くのは不可能なんじゃなかったのかよ。
過去に戻りまくりで、何で矛盾しないんだ。何が言いたいんだよ一体?!

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それは、この作品の独特の作りが関係している。
この作品の世界では、正常な時間を享受するためには、
むしろタイムスリップを行わなければならないのだ。

そもそも不可能なタイムスリップを、矛盾なくすっきり仕上げる方法である。

要するに「過去を変えたつもりが、実はそれが本来の成り行きだった」
という、タイムスリップに良くありがちな落ちを、
極限まで追求した作品がこれである。

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彼らにとっては「タイムスリップは必然」の事で、
タイムスリップも含めて、正しい行動で正常な時を生きている事になるのだ。
この作品の作り手は、最後の最後までそれを実践し、作品全体を完全に支配している。
この作品において、作り手は、まさに神であるのだ。

まっ、結局のところを言うと、今までのタイムスリップ物と違って、
現在・未来は何一つ、変わっていないと言う事である。

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そしてもうひとつ、特筆すべき点が。
それは作中でタイムマシンを100%否定していると言う事。
これは今までのタイムスリップ物にはなかったことで、
つまり、この作者は私と同じ意見なわけだ。

そして、そういう境地に立っているからこそ、
逆に、このような神ともなれるような、素晴らしいタイムスリップ作品を作ることが出来たんだと思う。

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さて、この作品が素晴らしい事に、異論のある方は少ないだろうが、
ここまで持ち上げるのは、異議を唱える方も多いと思う。例えば、アカデミー賞などというものからは無縁であろう。
まして映像的に、ハリウッド映画などと比べると、見劣りするどころの話じゃないだろう。
それにテーマも重みがなく、全体として究極的に軽いノリで、名作には揚げ辛いだろう。
しかし、その極端さがまた、
良くも悪くも、現在の邦画らしいと言える。

しかし、この作品は「不朽の名作」と言ってよい。

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クリエイティブな面だけで言えば、世界的にも屈指の作品で、
ことタイムスリップを描く、という事に関してだけで言えば、
はっきり言って世界No.1だ。
ただ、勘違いしないで欲しいのは、
私は、この作品を最高クラスの作品だとは思わない。
忘れないで欲しい。

なにしろ、私は「タイムスリップ完全否定派」であるのだ。

だから、この作品にしても、全く矛盾してないわけじゃない。
しかしお約束どおり、その事には敢えて触れない事とします。

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私がこの作品を大きく取りざたする理由は2つある。
1つ目は、映画とは有り得ない事をあえて表現してもいい…と言う事。
どんなにリアリティーがあろうと、結局は作り物なのである。
「例え、矛盾してても面白ければいい」ということもある。
この作品は、それを体現している作品のように思うのだ。
そもそも、このタイムスリップ編のテーマは、まさにそれである。
だから、この作品がトリに相応しかったのだ。

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話は変わるが先日、映画「ヤッターマン」を見てきたが、凄い映像だった。
まさにハリウッド並みである。(内容の方はひどかったが)

話を戻す。今回の作品を、大きく取り扱う理由のもうひとつは、
この作品のようなクリエイティブ性と、ヤッターマンのような映像技術が合わされば、
日本の作品は、世界に君臨できる、
それを訴えるのに相応しい作品だったから、というのもあったりする訳です。

次回からは、人種差別について、特集していこうと思う。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-03-14 19:19 | タイムスリップ

フィラデルフィア・エクスペリメント

タイムスリップ編ラス前作品。
「フィラデルフィア・エクスペリメント」(ネタバレ注意)
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この作品は実は実話を元にしています(軽くシャレね^^)。
以前、紹介した「スターマン」の監督でもある、SFの雄・ジョン・カーペンター監督作品。
決して、こじんまりと緻密な現実描写などせず、
何気なく、全人類を巻き込んだ広大なスペクタルにしてしまう
独特の世界観は相変わらずだ。

この作品の特徴は、今までのタイムスリップ物と違って、「全体的に違和感を感じない」事だ。
緻密な描写をせず、ダイナミックにタイムスリップを描くジョン・カーペンター
にも関わらず、違和感を感じないのは、それはこの作品が、大方、
〝矛盾してないからだ〟

は?

…散々、タイムスリップ完全否定派を自称して於いて
いまさら何を言ってるんだ、この人は?!…

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アンサー。これはタイムスリップにおいてしばしば、言われている
「タイムスリップは未来にはいけるが、過去にはいけない」
と言う事に起因している。

というか、未来に行く、という行為は厳密にタイムスリップではないのだ。
それどころか、実際に起こっている事で、
重力などの関係で、時間の認識・体感、物理現象などは、
我々ひとりひとりで、実際、微妙な差異がある。
それが積もり積もれば、タイムスリップのような現象になる訳である。

実話をもとにしているという事実と、ダイナミックにSFを描くジョン・カーペンター作品であると言う事、その二つの要素が重なり、偶然にも、
実は作品の大部分は、上記で述べた、実際に起こりうる現象を中心に描いている事になるのです。

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というのは、この作品においてのタイムスリップの場面は、主人公とその相棒の計5回のみ。
しかも、そのうち相棒は未来に来て、作品の筋書きに影響を与える前
(特にタイムパラドクスを起こす前)にすぐ過去に戻ってしまう。
主人公も最後、1度過去に戻るがやはりすぐに未来に戻ってくるので、
作品を進行する上で、絶対欠かせないタイムスリップといえるのは、
主人公が未来に来た一回のみなのだ。

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つまり、行って帰る4回のタイムスリップを無視すれば、
たった1回の未来へのタイムスリップを、
ジョン・カーペンターが全地球規模の一大イベントとして、
描いている事になるわけで、確率はともかく、
全体として現実に起こりうる可能性のあるストーリーになっているのだ。

この起こりうる未来へのタイムスリップを表現している例としては、
「猿の惑星」という作品の序盤で、行われる未来への旅、
あるいは小説「ロードス島戦記」の『迷いの森』などが、それに当たります。
あとは挙げるとすれば、漫画「ドラゴンボール」の『精神と時の部屋』は、その逆の原理を利用しています。

また、そういった現象を人為的に起こせる機械を作る事も、可能である。
もっとも、これには生物学や医学も関わっていて、何千年も、何万年もあとのことだが…

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だから、まず過去に行くのは不可能。
未来に行くタイムマシンも何千年、何万年も掛かる。
だから、タイムスリップは不可能と言っちゃっていい訳です。

長くなりましたが、この作品はカーペンター節のマンガチックなSFと言えますが、
しかし最後まで、筋道を崩さず、まとめている所が彼らしく、
そのこともこの作品のリアリティーを幇助していると言えます。

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しかし、タイムスリップ物の作品の醍醐味と言ったら、
やっぱり、過去に行って歴史を変えることでしょう。
この作品は、そういう訳で、現実に起こっても不思議はない未来へ行く事が中心になっている作品な訳ですが、作品としては、正直、あまり面白くなかったですね。
ちなみにこの作品は、続編もあり、逆にこっちは、むちゃくちゃやりまくりの作品で、
ちょっとしたハートフォームストーリーでもあります。

次回は、今回とは逆に、これでもかと言うくらいにタイムスリップを行い、
タイムスリップ編のトリを飾るにふさわしい傑作。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-03-08 11:52 | タイムスリップ

バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズ

考えたが、タイムスリップについての本質は、やはり話さない事にします。
所詮、ブログです。
やはりそういうことは、自身の作品の中で話したい。

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今日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー・1・2・3」
(ネタバレ多少、含みます。観てない人などいないだろうが)
タイムスリップ物と聞いて、おそらく多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、
この作品ではないだろうか?

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タイムスリップの定義に関しては、最初に挙げた「タイムマシン」と、
ほとんど同じ認識に基づいている作品で、
にも関わらず、こちらの作品の方が違和感を感じないのは、
3D技術レベル的に精密な描写がなされていないためだろう。

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この作品は、タイムスリップの展開も面白いが、
ハラハラドキドキの描写が抜群にうまい。テンポがよく、表現が豊かた。

作品全体が、おもしろく楽しく、童心にかえれる。
「SF物」でなく、「アクション物」でなく、「頭脳系」でもなく、
まさしく「アドベンチャー物」というカテゴリーがしっくり来る作品だね。

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キャラクターに目を向けると、
マイケル・J・フォックス演じる主人公もカッコ良く魅力的だが、
博士のドクが、個性的で魅力的である。
大胆かつ冷静、まさに「理想のじじい」と言えるだろう。
スピルバーグは、その辺を敏感に察知し、
続編3は、彼を主人公にしたスピンオフ仕立てになっている。

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彼のエンターティナーとしての感受性と、
創作者としてのセンスを示している。

最後に、タイムスリップの本質を避けすぎてもあれなので、
タイムパラドクスをひとつだけ、言っておく事にしよう。
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例えば、2でマーティーは自分らが家庭を持った未来に行くわけだが、
その時代のビフが年鑑を持って、デロリアンで若い自分に渡し、また未来に戻ってくるシーン、
本来なら、戻れるのは、すでにビフが年鑑で金儲けした後の未来である。
したがって、マーティーが家庭を持った未来は存在しないはずになる。
ついでに言えば、デロリアンもないので、マーティーたちがその後、旅することも出来ない。

これはほんの一例で、そういった矛盾は、いくらでも出て来る。
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とはいえ、そういったことを考えてばかりいるのは無粋な事で、
それほどの意味のないことでもある。
まあ、あるとすれば、矛盾してないと言い張る人間に、
思い知らせるときだけである。

さて、残る二つのタイムスリップ作品は、
「知る人ぞ知る」という表現がぴったり来る2作品です。
だから、映画紹介としてはうってつけの作品と言えるでしょう。

といっても、知っているのは、前者は年配の方、後者は若い人、
と作られた時代が違います。
しかしその紹介は、最近見たクソ映画とザッツシリーズを紹介したあとと致します。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-02-22 02:03 | タイムスリップ

バタフライエフェクト

今日、紹介するタイムスリップクソ映画。
「バタフライエフェクト」
ネタバレ? こんなクソ作品に、
〝著作性〟があるとでもいうのか!? …ない!

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まず、題名でもあるバタフライエフェクト…つまり「カオス理論」と、
本編は何の関係もない(もっともらしいタイトルに騙された)。
これで関係があると言ってしまったら、世の中の全ての事象に、当てはまってしまうだろう。

さらに言えば、冒頭で主人公が研究している事の延長線に、
タイムスリップがあるかのように描かれているが、
結局のところ、この作品に於けるタイムスリップの手法は、
遺伝性の超能力であり、
ついでに言えばそのために、なぜ日記が必要なのかも不明だ。
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まあ、それらの事はいいとしても、
一番、問題なのは主人公が、
まったくタイムスリップを活かしてないという事だ。
特にタイムスリップ後の行動がお粗末過ぎる。

より良い未来にしようという、
執念や計画性が全く感じられない。
結果として、私が恐れた通りに結果に陥ってしまう。

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とにかく殆どの展開が、イチイチ予想通りなので、フラストレーション溜まりまくりの作品なのだ。

もちろん、主人公の性格が気にくわない事もあるが、
この作品は、主人公の意思、発想が、作品全体のそれであり、
要するに作品としても、意外性のない展開、
ハートの感じられない描写、というクソ作品な訳。

これまでのタイムスリップ名作に共通する事は、
タイムスリップを活かして、運命に立ち向かおうとしている点だ。
しかし、それでも安楽な結果には決してなっていない訳で、それが世の中というものだ。

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しかし、この作品の主人公は、ガッツや予測力が乏しすぎる。
これで良く全教科オールAだっけ? を取れるものだ。

こんな人間では、
何度、過去に戻っても
ロクな人生にならない。

一方、この作品はタイムスリップを途中、
種主である父親に止められる事になる訳だが、タイムスリップが、
物理的に、不可能な事はあっても、
倫理的に、やってはダメという事はちょっと無理がある。

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特に、この作品の場合は、
ちょうど過去に記憶が飛んだ時を埋める形で、
タイムスリップを起こせる、
この点は、他のタイムスリップ物と違って、
独創性がある訳だが、
むしろ、記憶が飛んだ時はタイムスリップせざるを得ない
ともいえる性質の物なので、
他のタイムスリップ物に比べ、倫理的に止める理由は薄い。

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とにかく全体的尺度がおかしい。

しかし、こんな作品だが、ふたつだけ、いいシーンがあった。
それは恋人の父親を罵るシーンと聖痕を作るシーンである。
勇気ある正しい選択であり、素晴らしいアイディアであった。
この点だけだったら、名作と言っても良い。
作り手もそれを承知してか、作中でもこの直後はそれなりの結果になっている。

あとのいい所としては、展開が早い事。
目まぐるしい程で、そこは評価できる。
まったりしてるよりはいい。
(例え、予想通りのクソ展開だったとしても)

一応は、これだけの展開を、
手間ひまかけて作ったのだ。
努力賞でもやろうか。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-01-28 07:04 | タイムスリップ

日本のタイムスリップ名作

「戦国自衛隊」

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この作品は、タイムスリップに関しては、
格別な描写をしていないし、さほど重要なポイントではない。

むしろその事によって〝置かれた状況〟がインパクトがあり、
タイムスリップはそのための〝きっかけ〟でしかない。

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この作品は、戦争の場面の描写が凄い。
黒澤明監督もそういう描写が上手いと言う話を聞くけど、
正直、代表的な数作を拝見した限りではわからない。

ただ、今の日本ではありえないが、
一昔前の日本はこういう描写は案外、得意分野だったのかもしれません。

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作中では軍事力が大きく物をいい、
戦争がテーマで、物語を形作っているため、
この描写の素晴らしさが、そのまま、作品の説得力に繋がっている。

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こういった描写に嫌悪感を抱く人も、
私の言ってる事自体は理解できるのではないだろうか。


「時をかける少女」

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この作品のタイムスリップの仕方は、
ラベンダーの薫りを嗅ぐと
タイムスリップしてしまうというとんでもないもの。

とはいえ、それを含め、
過去を変える事で、己の欲望を満たす考えもなく、
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ひたすら、純粋、清らかな、
少年少女のドラマが繰り広げられていて、
作品全体を通して、全く悪意がないため、
いちゃもんをつける気にならない。

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原作者は筒井康隆さん、
どうしてこんな乙女チックな
描写が出来るのだろう。

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パラドクスを考えれば、矛盾点がいくらでも出てくるはずだが、
それを考える気にすらならない。

元の過去、次の過去、その次の過去、
その別々の展開全部が、美しく見えるから不思議だ。


両作ともに、漫画・アニメ・映画・ドラマ、たくさんの派生作品が存在する。

次回は、タイムスリップ物でも、悪意が感じられるクソ作品。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-01-21 23:06 | タイムスリップ

ターミネーター2

今日、ご紹介する大作は、
「ターミネーター2」
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誰もが認めるこの作品。しかし逆に、大手を振って最高傑作にあげる人は少ない。
だが、あえて言わせて貰おう。
この作品は、史上最高傑作である。
(ネタバレ含みますが、みんな見てるでしょ?)

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そして私にとって、非常に感慨深い作品です。
なぜなら、私の尺度とかなり一致する作品だからだ。
したがって、私はこういう作品を創るだろう、いや…絶対創る、約束する。

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この作品の主人公・シュワちゃん扮するT-800は、
はっきり言って、男の中の男である。
(面白みがないが、それも含めて男なのである。男は愛嬌ではなく現実行使に邁進するものだ)

ターミネーターは、サイボーグと言うより完全なロボットである。
(そういえば「A・I」「ショートサーキット」「ザ・フライ」あたりで、人工知能について話しましたね。一応、創作者の端くれなんで、その辺はあまり軽々しく話さない事にする)
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私の理想の男性像とは、彼である。彼のようになりたい。

作り物とはいえ、ロボットが理想って言うのも変な話だ。
しかし私がそう思うのは、ある意味、当たり前なのだ。
なぜなら1の隠れテーマが「恋愛」だとすると、
2の隠れテーマは、実は「父親」だからだ。

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おそらく、キャメロンは、
子供を守り抜く、理想の父親像をこの作品を通して描いたに違いない。
目的を達成するため、
なにより大切な者を守るため、
感情を押し殺し、
自らをマシーンと化すことこそ、
男の生き様なのだ。

この作品はホントに面白い。
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まあ、開発者であるダイソンが、
死んでしまう事だけが気に食わないくらいですかね。

私がこの作品を、ストレスなく観れる理由を考えてみた。
それは実は、キャメロンが私がストレスに感じる要素を、
うまく避けくれているからだった。

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というのは、敵である「ターミネーター」や「スカイネット」は、
機械である。生き物じゃない。
だから、生物が持つ基本的な欲求。
特に人間の欲望。特に性欲。
そういった物を奪いに来ることがない。
不要に人を傷つけて喜ぶ事もない。

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戦わなくてはならない相手だけど、
ヒドイ憎しみを抱く事もない相手だとも言えます。

あえてそういう生々しい人間の悪意を描かないのも、
キャメロンの優しさであるんじゃないかと思います。

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やはり、最も恐ろしいのは「人間」ですね。

だから、先回も触れた事だが、
実は敵のターミネーターを倒したいだけじゃなく、
むしろターミネーターが、軽薄な人間達を一喝していくのも、
また心地いいのだと言う事が、今回の映画紹介を通して初めて気づいた。

それともうひとつ、戦う相手が機械、と言う事で、
戦争反対の私の尺度としては、抵抗を感じないという事もあります。
人間と違って相手が機械なら、気がねなく打ち倒せますからね。

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さて、新作ドラマの「サラ・コナー・クロニクルズ」ですが、
1~6話まで観た限り、全然面白くなかった。
これからご覧になる人に当てて、観るに当たってのアドバイスをさせていただくと、
キャストが違うので、何時の出来事なのか分かりにくい場合は、
この映画のすぐ後のエピソードだと思えば理解し易いだろう。
なんか長丁場のドラマって事で、ミステリー的に描いている。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-01-06 21:55 | タイムスリップ

ターミネーター

タイムスリップ完全否定派の私が紹介する
タイムスリップ物、屈指の名作は、
「ターミネーター」
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そう言えば、最近紹介した「タイムマシン」も「パーフェクトストレンジャー」も
どこかの局でやったらしいですね。

これもやってるかな? 時期も時期だしね。
まあ、いいでしょう。
この作品は、シュワちゃん扮するターミネーターの
現実離れした強さや行動。

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何なんだ…何が起きてんだ
アンタ一体何なんだよ?!

周りの人間の常識を、ターミネイトしていくさまが心地よい。
自分も力が強く、冷酷なので、よくターミネーターみたいだと言われました。

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しかも、なんといってもマシンそのもののデザインが素晴らしい。
アンティークとして飾って置きたいくらいだ。

平凡なウェイトレスが、実はゆくゆくは伝説の女性に、
と言う設定が私的につぼ。
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前述したようにこの話、最初はまさにてんてこまい、
しかし真相が明らかになるにつれ、全てが説明されていく過程が、
非常に理路整然としていて、理知的な作品といえる。
(もちろんタイムスリップを除いてですが)

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主人公リースが、事情徴収されて、
「彼の言うことはつじつまが合っている」と言われるシーンがあるのですが、
(私がTVで観た時なので今は違う和訳になってるかもしれませんね)
そこだけは、?と思ったものです。

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それと、意外に目立たないのですが、
この作品は「愛」もテーマにしています。「純愛」です。
非常に真面目な二人です。

時を越えた愛、いいですね。

次回は、やっぱり素直に続編といきますか…
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-12-27 12:41 | タイムスリップ

変わったタイムトラベル

今回は、特徴のある一風変わった
タイムスリップ物を、一挙にご紹介します。


「デジャヴ」

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はじめ結構、科学的なタッチで、
否定するような内容はなかったが、
途中から雲行きが怪しくなって、タイムトラベルが出てくる。
話自体は、悪くないんだけどね。


「オーロラの彼方に」

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この作品は、
タイムスリップの仕方に、特徴があります。
内容は、あまりにご都合主義で、
私は了承できませんが。


「スーパーマン」

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実は、この歴史的超有名作品も、
タイムスリップの場面が出てきます。
しかも、そのやり方が凄くて、
笑っちゃいます。


「タイムコップ」

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この作品に至っては、タイムスリップを
あまりに簡単に扱ってしまっていて、
もはや、戦術にまでしてしまっている。
T2の頃の液体CG技術を使いまくっている作品。


「12モンキーズ」

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この作品は、内容もなかなかの物だ。
精神世界とリンクして描かれていて、
主人公の夢と現実、過去と未来に対して認識が、
面白い力作。


こうしてみると、タイムスリップものは、
たくさんありますね。

あの名作、この名作、
逆にクソ映画に、そして日本の作品と、
ネタには事欠きませんわ。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-12-19 22:19 | タイムスリップ

タイムマシン

皆さん、御存知の通り、
私は〝タイムスリップ完全否定派〟です。

しかし、世の中にはタイムスリップを扱った名作が数多く存在します。
その点において私は、目をつぶって見てるという感じなのですが、
今回から、複数回にわたり、そういう作品を特集していきたいと思います。

まず、最初にご紹介するのは、
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その名もずばり「タイムマシン」

タイムスリップに関して、
納得はできないが、一番うなずける描写をしているのがこれだと思う。

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だから逆に、
この作品で、おかしいと思う部分がそのまま、
私がタイムスリップを否定する根拠につながると言えます。
そういう意味で、完全否定派の私にとっても貴重な作品です。

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しかも、なんといってもマシンそのもののデザインが素晴らしい。
アンティークとして飾って置きたいくらいだ。

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もちろん、話も面白く、濃厚な内容だ。
ただちょっと、哲学的過ぎるかな。
でも、俺はこういうの好きです。

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道理も通ってると思えます、
個人的には決して非現実的な出来事じゃないと感じました。
(もちろんタイムスリップを除いてですが)

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すべてに於いて、
ハリウッド的に作り込まれており、
完成度の高い作品ですね。

死んだ恋人のために、過去を変える。
その純粋な想いが伝わってくる綺麗な映画である。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-12-17 20:32 | タイムスリップ

ターミネーター3

予定したものは、他にあったのですが、
実は変更して今日はこれにしました。

今回、御紹介するのはなんと「ターミネーター3」
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え!?『3』?
1・2じゃなくて、3?
と驚く方が多いと思います。
見たけど、面白くなかったよ。駄作だった。期待はずれだった。
…と訝しがる方が殆どでしょう。

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確かに、前作・前々作はあまりに素晴らしかった。
(点数をつけるとしたら、5段階評価で『1』が4点。『2』が5点である)
で、あるがために両者と比較するに3は駄作にしかみえないのだろう。
しかし『3』も決して悪い作品ではなかった。点数をつけるとしたら、
3点である。決して駄作ではない。
少なくとも私にとっては、想像していた以上の出来だった。
はっきりいって、ターミネーター3は素晴らしい作品である。

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訴えたい事がしっかりとあったし、
あの名作の続編を、
〝良くこうまでまとめた〟と褒めてあげたい。
2の時点で、ある程度決着が付いていた話なので、
新たな切り口が必要なのだけど、それをちゃんと用意して、
演出の面でも見るべき所はあった。
決して、軽い気持ちで作った続編ではないと、声を大にして言いたい。

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私が、この作品で唯一ケチをつけるとしたら、
女型のターミネーターにした意味が、全くなかったことだ。
せっかく女型にしたのだから、女性らしいエピソードが欲しかった。
そうしないなら、男型で良かったよ。
女だと弱そうだしね…
私が、ストーリーとして文句言う部分が大まかにそれだけなのに、
なぜ、世間ではこの作品がひどい評価なのか?

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ひとつは、俳優がエドワード・ファーロングのような美形ではなかった事。
確かに俳優には演技力も必要だろう。
しかし、俳優のつかさどる第一の素養とは見た目である。
そして、それがもたらす物は
見栄えと言う、映画において決して無視できないファクターだ。
それが致命的に作用したと言わざるを得ない。

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いや、そんなことはない、ターミネーター3は面白くなかったよ。
俳優が美形でも関係ないよ、という方もおられるだろう。
だったら、出てきた俳優・女優が美形だったら、
もし、女ターミネーター的エピソードがあったとしたら、
…というような目で、もう一度、見てみたらいい。

おそらく、酷評するほど悪い内容ではないし、
この作品が訴えるものが、見えてくるだろう。

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そして、その訴えが、やや悲観的なこともあって、
世間には悪い印象が残ってしまったのだ。
それが、第3の理由。

だから、「前作が素晴らしかったために期待が大きい」ということも含めて
4つの理由から、この作品が良く思われにくいわけである。

しかし、そのうち「大きすぎる期待」「悲観的な訴え」の2つはどうすることもできない
条件である。
「3」は初めからそういった逆風ありきの
ハンデを背負った作品だったのだ。
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  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2007-11-26 03:32 | タイムスリップ

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