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古畑任三郎

日本の名作。
まずはドラマ「古畑任三郎」

当たり障りない選択でがっかりしましたか? 
そうですね。
ただし、ただ紹介したんでは、
ホントに私らしくないので、
敢えて、ある一作品を最高傑作と決め付けて、話を進めてみよう。

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その一作とは、
「古畑任三郎ファイナルの第一弾・今、甦る死」

今回もネタバレ含みますので、観ていない方はご遠慮ください。

古畑シリーズでは比較的新しい作品で、
後から4番目くらいといったところだろう。

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作中で古畑に、
「これほど完璧な殺人の計画を私は知らない」
と言ったことを言わせているが、
三谷幸喜先生ご自身の意見なのではないだろうか?

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犯人とマンツーマンで進んで行くという、
暗黙の了解といえる慣例をくつがえしての、ややイレギュラーなオチとはいえ、
予測のつかない展開は比類なく、
やはり三谷さんは世界に誇る推理作家さんである…と思わせるに十分な作品だ。

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最高の作品、そして最強の敵、ということになるが、
その割には、貫禄・威厳がないような気がしますか?
演出の問題だが、
しかし、そこまでこだわっていては、何十話にも及ぶドラマはつくれませんよ。
それに、やはりこの作品は、あくまでシリーズ通しての名作という事なのでしょう。

ちなみにお勧めの話は「笑える死体」「ニューヨークでの出来事」「殺人特急」
前者二つは犯人のトリック、最後は犯人に目をつける点が良かった。
総合的には、「その男、多忙につき」「灰色の村」「頭でっかちの殺人」 あたりがいい。

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あくまでも現時点での最高傑作なのです。

そう、だから、これを超える話ができる可能性は十分あります。
それを期待しましょう。
その実現は、ひょっとしたらドラマでなく〝映画〟かも。

というわけで、現在公開されている三谷さんの映画「マジックアワー」は、
とても面白かったです。

…と言っても、古畑のように理論で魅せるのではなく、
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何より従来の作品にもまして、シャレが効いていて、
先生の作品でここまで笑わせてもらうとは思わなかった。
ご覧になってない皆さんは、どうかぜひ観てあげて欲しい。

最後に、日本の映画は、レベルが上がってきているのを感じる。

次回はその象徴とも言える大傑作です。
今回と似た作品(ある部分が)…かな。

  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-07-19 23:32 | 日本の作品

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