人気ブログランキング | 話題のタグを見る

太閤記~サルと呼ばれた男~

さて私の好きな作品シリーズ。
今回は映画ではなくドラマ。
太閤記~サルと呼ばれた男~_f0154325_20421424.jpg
「太閤記~サルと呼ばれた男~」
このドラマは、キャストが非常に豪華だ。

太閤記~サルと呼ばれた男~_f0154325_20423593.jpg
特に、脇の浅井長政夫妻が凄い。存在感で秀吉・信長ら主役を喰っている。

ドラマとはいえ、これだけ豪華な製作・キャストだと、
もはや映画との境い目は、どこから初めに公開されるかだけの違いでしかない。

実はこの作品を、名作として処理すべきか、
個人的に好きな作品として処理すべきか散々迷った。

太閤記~サルと呼ばれた男~_f0154325_2048271.jpg
結果、後者を選んだわけだが、大した違いはない。
私は名作だと思う。今後、変わるカテゴリかもしれない。

まず、この作品は実在した人物を主役にしている時代劇としては、
なるべく史実に沿って再現する…という、今の流れに逆行している。

太閤記~サルと呼ばれた男~_f0154325_2054587.jpg
歴史好きの方には、それが気に食わないだろうが、
私に言わせれば、歴史物はもれなくフィクションである。
歴史上の人物・事実を、おもしろおかしく誇張、あるいは美化して、
史実を捻じ曲げてることにはなんら変わりはない。

だから私は、基本的に時代劇というのが嫌いだ。
歴史を描くなら、全くのドラマ性を排除して、徹底して史実を忠実に再現すべきである。
だからどうせ、歴史を湾曲するのならば、ここまでやってしまった方が、却って気持ちがいい。
そこも非常に潔くて好きである。

太閤記~サルと呼ばれた男~_f0154325_219223.jpg
で、この非史実的な作品を通して訴えていることは、
命の尊さを知っているものが、勝つ…勝つべきだということだろう。

それを、豊臣秀吉という実在した、今でいうまさに〝勝ち組〟の人物で、表現している訳だ。
その是非は、さておき。
とにかく主義主張がはっきりしているのは、最高に評価できる点だ。
すばらしいドラマである。

  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2008-03-01 21:01 | 好きな作品

<< スクール・オブ・ロック&今を生きる セブン・ビューティーズ >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE