人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ターミネーター2

今日、ご紹介する大作は、
「ターミネーター2」
ターミネーター2_f0154325_21242647.jpg

誰もが認めるこの作品。しかし逆に、大手を振って最高傑作にあげる人は少ない。
だが、あえて言わせて貰おう。
この作品は、史上最高傑作である。
(ネタバレ含みますが、みんな見てるでしょ?)

ターミネーター2_f0154325_14359.jpg
そして私にとって、非常に感慨深い作品です。
なぜなら、私の尺度とかなり一致する作品だからだ。
したがって、私はこういう作品を創るだろう、いや…絶対創る、約束する。

ターミネーター2_f0154325_22354586.jpg
この作品の主人公・シュワちゃん扮するT-800は、
はっきり言って、男の中の男である。
(面白みがないが、それも含めて男なのである。男は愛嬌ではなく現実行使に邁進するものだ)

ターミネーターは、サイボーグと言うより完全なロボットである。
(そういえば「A・I」「ショートサーキット」「ザ・フライ」あたりで、人工知能について話しましたね。一応、創作者の端くれなんで、その辺はあまり軽々しく話さない事にする)
ターミネーター2_f0154325_2125409.jpg

私の理想の男性像とは、彼である。彼のようになりたい。

作り物とはいえ、ロボットが理想って言うのも変な話だ。
しかし私がそう思うのは、ある意味、当たり前なのだ。
なぜなら1の隠れテーマが「恋愛」だとすると、
2の隠れテーマは、実は「父親」だからだ。

ターミネーター2_f0154325_2124318.jpg
おそらく、キャメロンは、
子供を守り抜く、理想の父親像をこの作品を通して描いたに違いない。
目的を達成するため、
なにより大切な者を守るため、
感情を押し殺し、
自らをマシーンと化すことこそ、
男の生き様なのだ。

この作品はホントに面白い。
ターミネーター2_f0154325_21253100.jpg

まあ、開発者であるダイソンが、
死んでしまう事だけが気に食わないくらいですかね。

私がこの作品を、ストレスなく観れる理由を考えてみた。
それは実は、キャメロンが私がストレスに感じる要素を、
うまく避けくれているからだった。

ターミネーター2_f0154325_2214223.jpg
というのは、敵である「ターミネーター」や「スカイネット」は、
機械である。生き物じゃない。
だから、生物が持つ基本的な欲求。
特に人間の欲望。特に性欲。
そういった物を奪いに来ることがない。
不要に人を傷つけて喜ぶ事もない。

ターミネーター2_f0154325_21271162.jpg
戦わなくてはならない相手だけど、
ヒドイ憎しみを抱く事もない相手だとも言えます。

あえてそういう生々しい人間の悪意を描かないのも、
キャメロンの優しさであるんじゃないかと思います。

ターミネーター2_f0154325_21245219.jpg
やはり、最も恐ろしいのは「人間」ですね。

だから、先回も触れた事だが、
実は敵のターミネーターを倒したいだけじゃなく、
むしろターミネーターが、軽薄な人間達を一喝していくのも、
また心地いいのだと言う事が、今回の映画紹介を通して初めて気づいた。

それともうひとつ、戦う相手が機械、と言う事で、
戦争反対の私の尺度としては、抵抗を感じないという事もあります。
人間と違って相手が機械なら、気がねなく打ち倒せますからね。

ターミネーター2_f0154325_214522100.jpg
さて、新作ドラマの「サラ・コナー・クロニクルズ」ですが、
1~6話まで観た限り、全然面白くなかった。
これからご覧になる人に当てて、観るに当たってのアドバイスをさせていただくと、
キャストが違うので、何時の出来事なのか分かりにくい場合は、
この映画のすぐ後のエピソードだと思えば理解し易いだろう。
なんか長丁場のドラマって事で、ミステリー的に描いている。

  by s_h_i_g_e_y_a_n | 2009-01-06 21:55 | タイムスリップ

<< ザッツ ボクシング タイフーン >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE